スピルリナは、約30億年前に地球上に最初に誕生し、原始地球に酵素をもたらした生命の源(食用藻)です。植物と動物に分化する以前に誕生し、それ以来進化せず生き延びてきたため、動・植物両方の特徴を併せ持っています。スピルリナは原始的で、非常に生命力の強い生物なのです。
スピルリナが藻類(そうるい)として発見される以前から、自生していた湖(アフリカや)の周辺に住む原住民はスピルリナを食糧としてパンやスープにして食べており、古くから今日に至るまで数千年間スピルリナを食糧として利用する習慣が受け継がれて日常食になっていったという記録があります。
スピルリナは、顕微鏡で見るとらせん状の形をしていることから、ラテン語の「ねじれたもの」や「らせん」を意味するSpira(英語ではSpiral)が語源となっています。
スピルリナには、緑黄色野菜などに多い各種栄養素の他、良質のたんぱく質が含まれます。
1950年に発表された「日本食品標準成分表・初版(科学技術庁)」によると、ほうれん草100g中のビタミンCは150mgとなっています。ところが60年後の2010年版では35mgと激減!
こうした栄養成分の減少傾向は、ほかの野菜も例外ではありません。農薬や土質などの影響で野菜そのものがパワーダウンしている上、ただでさえ野菜不足に陥りがちな現代人の食生活…そんな現代人にぴったりなのが「スピルリナ」なのです。
成分 | スピルリナ(4g) | 緑黄色野菜(100g)※1 | 淡色野菜(200g)※1 |
---|---|---|---|
たんぱく質(g) | 2.5 | 1.7 | 1.7 |
食物繊維(g) | 0.2 | 2.5 | 3.0 |
カルシウム(mg) | 44 | 58 | 54 |
鉄(mg) | 3.6 | 1.1 | 0.6 |
β-カロテン(μg) | 7,400 | 2,770 | 204 |
ビタミンB1(mg) | 0.13 | 0.08 | 0.08 |
ビタミンB2(mg) | 0.16 | 0.11 | 0.06 |
ビタミンB12(mg)※2 | 5.6 | 0 | 0 |
※1代表的な野菜8種の平均値(「五訂増補食品標準成分表」 による)
緑黄色野菜…にんじん、ほうれん草、にら、小松菜、チンゲン菜、ミニトマト、ブロッコリー、日本かぼちゃ
淡色野菜…大根、白菜、きゅうり、きゃべつ、なす、レタス、たまねぎ、かぶ
※2微生物学的測定法による
国連は人口の増加による食糧難への対策を研究し、1980年UNIDO(国連工業開発機関)が「スピルリナが優れた未来食になる」と発表(※3)しました。また、米国NASA(航空宇宙局)と日本JAXA((独)宇宙航空研究開発機構)は共同で、スピルリナを利用した「宇宙の密閉空間で長期間にわたり人間が生活できるシステム」を研究しています。
※3 THE CASE OF SPIRULINA 、1980年UNIDO(国連工業開発機関)
現在スピルリナは健康食品として、日本をはじめ世界各国の人々の健康管理に役立っています。ビタミン、ミネラル、アミノ酸、食物繊維、γ-リノレン酸、葉緑素、さらに核酸、酵素、フィコシアニンなど、健康の維持・増進にはたらく成分が含まれるスピルリナ。
最近はサプリメントも増えてきましたので、毎日の食生活に上手に取り入れましょう。
商品情報
玄米酵素 ハイ・ゲンキ スピルリナ
315g(3.5g×90袋入)
希望小売価格 5,184円(税込)
原材料:玄米胚芽・表皮、大豆、玄米、スピルリナ、麹菌