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「本みりん」と「みりん風調味料」の違いとは?
2019年04月11日

「本みりん」と「みりん風調味料」の違いとは?

"みりん"には「本みりん」と「みりん風調味料」がありますが、どんな違いがあるかご存知ですか?

簡単に言うと・・・

「アルコールが含まれているかどうか」


です。


「本みりん」は、醸造によって作られたお酒の仲間。
アルコールを含むため「旨みが食材にしみ込みやすい」「臭みを抑える」などの効果があります。
お酒として飲めるため、酒税がかかるのでややお高めです。


「みりん風調味料」は、水アメなどの糖類に、うまみ調味料を加えてみりんに似せた調味料。
アルコールをほぼ含まないため、アルコールによる調理効果はありません。
酒税がかからないため比較的安く売られています。


そもそも、みりんを使う目的は

  • 料理にテリやツヤを与える
  • まろやかな甘みを加える
  • 素材を締める(煮崩れを防ぐ)
  • 臭みを抑える(アルコールによる効果)

などがあります。


「本みりん」は熟成して作られるため、多種類の糖類やアミノ酸などの旨み成分が豊富。
またアルコールにより旨み成分が食材にしみ込みやすくなり、味が均一に仕上がります。

深いコクと旨み、アルコールによる調理効果を求めるなら、発酵して作られた添加物のないみりんがおすすめ。

選ぶ際は、手首を返してパッケージの裏面を見ることを心掛けてみてはいかがでしょうか。


また上記以外にも、食塩を加えた「みりんタイプ調味料(発酵調味料)」というものも市販されています。(本みりんに食塩を加えたものもこれにあたります。)




<<おまけ>> みりんは酒と砂糖で代用できる?

基本的にみりんの代用は、「料理酒:砂糖=3:1」でできます。
だたし、砂糖の甘みは一種類だけなので、みりん(本みりん)のような深いコクと旨みは生まれません。テリやツヤをつけることもできません。また、料理酒には食塩が含まれているので、その分の塩分量を考えて味付けをする必要があります。



毎日の料理に欠かせない調味料は、用途に合わせてできるだけ良いものを選びたいですね。



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