「スーパーフード」という言葉を耳にされることもあると思いますが、具体的にどんな食品があるかご存じでしょうか。
実は、私たちが毎日食べる食品の中にも、スーパーフードとされているものがたくさんあります。
今回は身近なスーパーフードをご紹介いたします。
日本はスーパーフードの宝庫?!
スーパーフードとは、決められた特定の食材を指すわけではなく、一般の食品より必須栄養素や健康に役立つ成分を多く含む、おもに植物性由来の食品のことをいいます。
一般的に広まったのは2000年代のこと。
デイヴィッド・ウォルフ氏が著した『スーパーフード』(2009年)という本で取り上げられたのがきっかけです。
中にはアマランサス、ヘンプなど、聞き慣れない食品も多くありますが、玄米や納豆など日本に昔からある食品もスーパーフードと言われています。
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世界が注目する、日本のスーパーフード
長年日本人の健康を支えてきた伝統的な食品は、ジャパニーズスーパーフードとして改めて世界でも注目され始めています。
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玄米
ビタミン、ミネラル、食物繊維をはじめ、フェルラ酸、γオリザノール、フィチン酸などの機能性成分を含む。 - 味噌
たんぱく質や酵素、必須アミノ酸を含む。 - 納豆
ナットウキナーゼ、大豆イソフラボン、アルギニンなどを含む。 - 梅干
クエン酸が豊富に含まれ、疲労回復や食欲増進に効果が期待できる。 - 昆布
ミネラルや水溶性食物繊維を豊富に含む。ねばり成分のフコイダンには、ビタミンEと同程度の抗酸化作用があるとされる。 - 抹茶
カルシウムや鉄などのミネラル、ビタミンB1、B6、Cを豊富に含む。 - 菊芋
ごぼうの仲間。イヌリンが豊富。食物繊維やビタミン、ミネラルも多い。
身近になってきた世界のスーパーフード
アサイー- アマゾンの熱帯雨林で育つ植物で、直径1cm程の小さな実をつける。
- ポリフェノールを豊富に含み、アスリートにも人気がある。
カカオ(カカオマス)- カカオの種子を発酵・乾燥させたもの。
- 自律神経に刺激を与えるテオブロミンを含む。
- 食物繊維、脂質、鉄、カリウム、カルシウム、マグネシウムなども多い。
カムカム- 南米原産、さくらんぼ程の大きさの酸味のある果実。
- ビタミンCを豊富に含む。
キヌア- 南米アンデス地方を原産とする穀物。
- たんぱく質やミネラル・ビタミン、食物繊維をバランスよく含む。
- グルテンを含まないため、グルテンフリー食品として主食の変わりに使われることもある。
クコの実(ゴジベリー)- クコは、実も葉も根も生薬として使われる薬木。
- カロテノイド、ゼアキサンチンを含み「食べる目薬」とも呼ばれる。
- 必須アミノ酸を含み、ビタミンも豊富。
ココナッツ- 果肉から採れるココナッツオイルは、速やかにエネルギーに変わる中鎖脂肪酸を豊富に含む。
- 暑さによる熱を冷まして血液の循環を調整する。
スピルリナ- 塩湖や沼に生息する藻類で、動物と植物両方の特徴を持つ。
- 多くの必須アミノ酸を含み、βカロテンも豊富。
- 細胞壁が薄いため、消化吸収率が高い(95%)。
- 未来食や宇宙食としても研究されている。
チアシード- 「チア」という植物の種子。
- オメガ3脂肪酸を豊富に含む。
- 水分を吸ってジェル状になる性質がある。
ブロッコリースプラウト- ブロッコリーの新芽でスーパースプラウトとも呼ばれる。
- スルフォラファンを豊富に含み強い抗酸化作用を持つ。
- βカロテン、ビタミンC、葉酸、食物繊維などの含有量も多い。
- 生で食べられるので、ビタミンB・Cを損失なく取れる。
ヘンプ(麻の実)- ヘンプシードオイルには、オメガ3脂肪酸とオメガ6脂肪酸がバランスよく含まれる。
マカ- かぶに似た根茎の植物。
- グルコシノレート、アルギニン、亜鉛などを含み、古くから滋養強壮の食材として使われてきた。
※健康効果や安全性が研究中のものもあるため、持病がある方や妊娠・授乳中の場合は、医師に相談してから摂取しましょう。
スーパーフードの中から「カカオ」を深掘り
チョコレートの主原料であるカカオについて、深掘りしてみました。
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カカオマスポリフェノールの作用- 抗酸化作用
- 悪玉コレステロール抑制
- 動脈硬化予防
- ピロリ菌や病原体大腸菌の増殖を抑える
- 虫歯予防(虫歯の原因となるミュータンス菌を抑制)
- アレルギー症状の緩和
- ストレス解消(自律神経に刺激を与えるテオブロミンという成分を含む)
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カカオマスポリフェノールを効率よく取ろう
カカオマスポリフェノールは、赤ワインに含まれるポリフェノール以上の強い抗酸化作用を持つといわれています。
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ココアの場合
純ココア(無糖ココア)を選びましょう。加糖ココアは砂糖が多く含まれます。
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チョコレートの場合
カカオ○%と表示されている高カカオタイプやビター(ダーク)を選びましょう。
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ホワイトチョコレートにはカカオマスポリフェノールは含まれる?
ホワイトチョコレートはココアバターが使われます。
カカオマスを使用していないため、カカオマスポリフェノールはほぼ取れません。
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「カカオニブ」にも注目!
カカオニブは、すりつぶしてカカオマスにする前の、カカオを砕いて炒った状態のもの。
サラダやシリアルなどのトッピングに使われ、歯ごたえや風味が楽しめます。
※ チョコレートやココアは嗜好品です。栄養バランスの観点から食べ過ぎには注意しましょう。
※ 糖尿病の方など、特定の栄養素の制限がある方は医師の指示に従いましょう。
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ブロッコリースプラウトやキヌア、チアシードなどは、最近スーパーでも見かけるようになりました。
日本のスーパーフードとともに、無理のない形で日々の食事に取り入れてみてはいかがでしょうか。
【参考文献】
『正しい知識で健康をつくる あたらしい栄養学』(高橋書店)
『改定新版 栄養成分の事典』(新星出版社)
動画「おいしいだけじゃないよ!チョコレート・ココア」(農林水産省)
『新版 毎日使える薬膳&漢方の食材事典』(ナツメ社)
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