蒸し暑い季節になってきましたが、「体型が気になって洋服を選ぶのに困る…」、「去年着られたはずの洋服がキツイ…」という方も多いのではないでしょうか。
今回は、糖や脂肪を減らす手助けをしてくれる食材「ニンニク」のパワーをご紹介いたします。
脂肪を燃やし新陳代謝を活発にする?!
ニンニクに含まれる
「アリシン」という成分は、血糖値が上昇するのにブレーキをかける、血液の流れをよくする、血液中にある脂質を減らす、コレステロール値を下げるなどの働きがあると言われています。
また、糖質を燃やすのに必要なビタミンB1の働きをサポートしてくれるため、
エネルギーの代謝がよくなり、余った糖質が脂肪として蓄えられるのを抑えることにつながります。
さらに、美しく痩せたい人が注目すべきは、
新陳代謝をスムーズにするという点です。
新陳代謝とは、古くなった細胞がフレッシュな細胞に入れ替わること。
年齢とともにスピードが落ちてくるのが一般的です。
ビタミンB1が不足すると新陳代謝が滞ってしまうのですが、ニンニクはビタミンB1の吸収をアップさせ、新陳代謝を活発にしてくれます。
疲労回復・ストレス対策にも
ニンニクなどのネギ類に含まれる硫化アリルは、ビタミンB1と結合して
「アリチアミン」という物質に変わり、B1の効果を持続させます。
ビタミンB1を比較的多く含むニンニクには最初からアリチアミンが含まれているため、疲労回復効果が特に高いと言われています。
また、アリチアミンはイライラする気持ちを静め心穏やかにする働きもあるとのこと。
身体を内側からしっかりと温め、胃腸の働きも活発にする温性野菜なので、身体も心も元気にするパワーを持っているのです。
ただし、食べ過ぎると胃に負担がかかるため注意しましょう。
やみつき級に美味しい「ニンニクの炊き込みご飯」
ニンニクは料理の味にアクセントをきかせたい時に少量使うと、抜群の存在感を発揮する食材でもあります。
ダイエットや美肌づくりのために「もっとたくさんニンニクを食べたい」と思った時におすすめめなのが、
ニンニクの炊き込みご飯です。
作り方は簡単、
いつもの通りに研いだお米に、お米1合あたり2かけ分のニンニクをみじん切りにして混ぜ、お好みで塩や醤油で薄く味付けをしたら、炊飯器のスイッチを押すだけでOK。
油を使わず、お米と一緒にニンニクを炊き込むので、ガーリックライスやニンニクチャーハンより格段にヘルシー。しっかり食べても罪悪感がありません。
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「ニンニクはにおいが気になる…」という方も多いと思いますが、上手に食卓に取り入れて楽しみましょう!
【参考文献】
『「いつまでもキレイ」と言われる人がやっている 美人をつくる食事 食べて、痩せる! 健康になる!』
『健康美人をつくる50の食習慣 FOOD LIST』
管理栄養士 加藤初美(著)
『新・野菜の便利帳 健康編』(高橋書店)
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