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強い日差しに備えよう!紫外線のウソ・ホント&対策のポイント
2024年05月09日

強い日差しに備えよう!紫外線のウソ・ホント&対策のポイント


日射しが強い季節になりましたね。

適度な日光浴は心身の健康にも繋がりますし、紫外線はカルシウム代謝に重要な役割を果たすビタミンDを皮膚で合成する手助けもします。

しかし、紫外線の浴びすぎは、日焼け・シミ・シワだけでなく、目の病気など健康にも影響します。

正しい知識を持ち、紫外線の浴びすぎに注意しながら上手に紫外線とつきあっていきましょう。



紫外線について、誤った認識をしているかも?!



世界保健機関(WHO)の紫外線に関するガイドブックにまとめられている「紫外線のウソ・ホント」をご紹介いたします。

ウソ ホント
×日焼けは健康的である 日焼けは、紫外線によるさらなる被害から体を守ろうとして起きる反応です。
×日焼けは太陽の紫外線から守ってくれる 濃く日焼けをしても、SPF4と同じくらいの保護力しか得られません。
×曇りの日は日に焼けない 紫外線の80%以上は、薄い雲であれば通過してしまいます。また、大気中の粉じんやスモッグなどが紫外線の曝露量を増加させることがあります。
×水の中では日に焼けない 水は紫外線をほんの少ししか防ぐことができません。また、水面の反射が紫外線の曝露量を増加させる可能性があります。
×冬の紫外線は危険ではない 一般的に冬は紫外線が弱くなりますが、雪に反射すると倍増する可能性があります。春先は気温が低くても、意外と紫外線が強いので注意が必要です。
×日焼け止めを塗っていれば長時間日光浴しても大丈夫 日焼け止めは、日光に当たる時間を増やすために使うものではなく、紫外線を避けられない時に防止効果を高めるために使用するものです。正しく使用することで紫外線から守りましょう。
×適度に中断しながら日光浴すれば日焼けしない 日中、紫外線を浴びた量は蓄積されていきます。
×日差しが暑くなければ、日焼けしない 日焼けは私たちが感じることのできない紫外線によって引き起こされます。太陽光を暑く感じるのは、紫外線ではなく赤外線によるものです。
UV radiation danger: Facts and fiction
Global solar UV index - A practical guide 2003 (WHO)





紫外線の浴びすぎを防ぐポイント



紫外線の影響は地域や個人によって異なりますが、状況に応じて対策をしましょう。


紫外線の強い時間帯を避けて、外出や野外活動を行う
紫外線は正午前後がもっとも強くなると言われています。ピーク時を避けて活動しましょう。

日陰を利用する
外では日陰を利用しましょう。ただし、紫外線は、空気中で散乱するものや、地面や建物から反射するものもあるため、日陰でも紫外線対策は必要です。

日傘を使う、帽子をかぶる
最近は、紫外線防御機能を高めた日傘があります。また、幅の広いつばの帽子は、目を紫外線から守るのに効果的です。

衣服で覆う
紫外線から肌を守ることが出来ますが、熱中症になる恐れもありますので、無理のない範囲で選びましょう。濃い色の衣服は紫外線を通しにくいですが、熱の吸収は高くなります。

サングラスをかける
紫外線防止効果のあるサングラスや眼鏡を適切に使用しましょう。

日焼け止めを上手に使う
適切に日焼け止めを塗りましょう。汗をかき、ハンカチなどで拭うと落ちてしまいますので、落ちたと思ったときはすぐに重ね塗りするか、もしくは2〜3時間おきに塗り直し(重ね塗り)をすると良いでしょう。




日焼け止めは、ここを見て選ぼう!



日焼け止めには、液状・クリーム・乳液・スプレー・シート状など多くのタイプがあります。

紫外線防止効果と、紫外線防止剤を比較して適切なものを選びましょう。


- 日焼け止めの紫外線防止効果 -

【SPF】
UV-B(シミの原因)の影響を遅らせる数値
最高値は50+で、数値が大きいほど効果が高い。
平均的な日本人の肌の場合、SPF 1で約20分の日焼け抑制効果が期待できます。

【PA】
UV-A(シワ・たるみの原因)の防止効果
4段階で表され、+が多いほど効果が高い。



- 日焼け止めに使われる紫外線防止剤 -

紫外線防止剤は紫外線散乱剤と紫外線吸収剤の2つに分けられますが、日焼け止めには数種類が組み合わされて入っています。

紫外線吸収剤(有機系素材)
メトキシケイヒ酸オクチル(あるいはメトキシケイヒ酸エチルヘキシル)
ジメチルPABAオクチル(あるいはジメチルPABAエチルヘキシル)
t-ブチルメトキシジベンゾイルメタン など
[特徴]
皮膚に塗った時に白く見えない。
まれにアレルギー反応をおこす人がいる。

紫外線散乱剤(無機系素材)
酸化亜鉛
酸化チタン など
[特徴]
皮膚に塗った時に白く見える。
アレルギーを起こすことがほとんどない(子供用はこちらが多い)。

子供用として売られているものや、皮膚の敏感な方用の日焼け止めは紫外線散乱剤のみを含んでいるものが多く、「紫外線吸収剤無配合」とか「紫外線吸収剤フリー」あるいは「ノンケミカルサンスクリーン」といった表示がされています。

日焼け止めは、外出する時間や紫外線の強さなど生活シーンに合わせて選びましょう。


***


紫外線を浴びると体内で活性酸素が発生します。

日頃から適切な栄養素を不足させず、紫外線から皮膚や目を守りましょう。


紫外線対策におすすめの栄養素と食材は、こちらのページでご紹介しています。



【参考文献】
紫外線 環境保健マニュアル2020(環境省)
Global solar UV index - A practical guide 2003 (WHO)







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