12月も半ばにさしかかり、寒さが本格的になってきましたね。
「冬は太りやすい」というイメージを持っている方も多いと思いますが、実は、
夏より冬のほうが基礎代謝が高いのをご存知でしょうか。
それでも冬は太る!...という人が多いのにも、理由があります。
冬に基礎代謝が上がるのはなぜ?
人は何もせずにじっとしている時でも、心拍や呼吸、体温維持などを行って、生命活動を維持するためにエネルギーを消費しています。これが基礎代謝です。
冬に基礎代謝が上がるのは、冬は気温が低いため、体温維持のために熱の産生が活発になり、必要エネルギー量が増えるためです。
冬に太りやすい理由とは
冬は基礎代謝が高いので痩せやすいはずなのに、太ってしまいやすいのはなぜなのでしょうか。
原因@ 運動不足寒いと外に出るのも体を動かすのも億劫になりがち。日照時間も短いため、自然と活動量も減ってしまいます。
原因A 高カロリー・高脂肪な食べ物冬は忘年会やクリスマス、正月、新年会などイベントが多く、高カロリー・高脂肪な食事、お酒を飲む機会が増えやすい季節です。
また、動物によっては寒さに備えて体に脂肪をため込むため、魚介類や肉類などの食品は、夏より冬のほうが脂肪の量が多くなります。
原因B 冷え冬の寒さは基礎代謝を上げてくれる一方で、体が冷えると血流が低下、水分や脂肪、老廃物がたまりやすくなり、太る原因に。
冬太り対策5つのポイント
Point 1 代謝を助ける栄養素
バランスの良い食生活をはもちろん、代謝や血流をアップさせる食品や栄養を取りましょう。
ビタミンB1 →糖質の代謝を助ける
未精白穀物(玄米や分搗き米)、ごま、大豆・大豆製品 など
ビタミンB2 →脂質の代謝を助ける
納豆、卵、大豆、玄米、緑黄色野菜 など
ビタミンE →コレステロールの酸化を防いで血液をキレイに
ごま、ナッツ、玄米、大豆、かぼちゃ など
鉄・銅 →貧血を防いで冷えを取る
大豆製品、ひじき、切り干し大根、あさり など
Point 2 腸の動きを良くする腸の動きが悪いと、せっかく取った必要な栄養を上手に利用できません。腸の凝りをほぐす「腸もみ」がオススメです。
また、腸に嬉しい発酵食品や食物繊維を多く含む食品(根菜類、きのこ、海藻、乾物、未精白穀物など)を毎日の食事に取り入れましょう。
Point 3 適度な運動基礎代謝の約20%は筋肉で消費されているので、運動する習慣をつけることをオススメします。ウォーキングやストレッチなど、軽い運動でも構いません。階段を使う、ひと駅分歩いてみる、など日常生活での工夫も◎
Point 4 カラダを温める首には太い血管があるため、ここを温めると全身を効率よく温まります。肩甲骨の間、足の付け根やお尻などを温めるのもオススメです。
またお風呂はシャワーだけで済ませるより、40度程度の湯船にゆっくり浸かり、体の芯から温めましょう。
Point 5 自律神経を整える自律神経の乱れは、血行不良や冷え、便秘などの原因になります。食事や睡眠時間を規則正しく取って体内リズムを整えたり、ゆったりとリラックスできる時間を設けることも大切です。
「冬は太りやすいからしょうがない!」と開き直っている方も、諦めないでぜひ試してみてくださいね。
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