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「冬は夏より基礎代謝が上がる」のに、なぜ太る!?
2022年12月09日

「冬は夏より基礎代謝が上がる」のに、なぜ太る!?

12月も半ばにさしかかり、寒さが本格的になってきましたね。

「冬は太りやすい」というイメージを持っている方も多いと思いますが、実は、夏より冬のほうが基礎代謝が高いのをご存知でしょうか。

それでも冬は太る!...という人が多いのにも、理由があります。



冬に基礎代謝が上がるのはなぜ?



人は何もせずにじっとしている時でも、心拍や呼吸、体温維持などを行って、生命活動を維持するためにエネルギーを消費しています。これが基礎代謝です。

冬に基礎代謝が上がるのは、冬は気温が低いため、体温維持のために熱の産生が活発になり、必要エネルギー量が増えるためです。



冬に太りやすい理由とは



冬は基礎代謝が高いので痩せやすいはずなのに、太ってしまいやすいのはなぜなのでしょうか。

原因@ 運動不足

寒いと外に出るのも体を動かすのも億劫になりがち。日照時間も短いため、自然と活動量も減ってしまいます。


原因A 高カロリー・高脂肪な食べ物

冬は忘年会やクリスマス、正月、新年会などイベントが多く、高カロリー・高脂肪な食事、お酒を飲む機会が増えやすい季節です。
また、動物によっては寒さに備えて体に脂肪をため込むため、魚介類や肉類などの食品は、夏より冬のほうが脂肪の量が多くなります。


原因B 冷え

冬の寒さは基礎代謝を上げてくれる一方で、体が冷えると血流が低下、水分や脂肪、老廃物がたまりやすくなり、太る原因に。



冬太り対策5つのポイント


Point 1
 代謝を助ける栄養素

バランスの良い食生活をはもちろん、代謝や血流をアップさせる食品や栄養を取りましょう。


ビタミンB1
 →糖質の代謝を助ける
未精白穀物(玄米や分搗き米)、ごま、大豆・大豆製品 など

ビタミンB2 →脂質の代謝を助ける
納豆、卵、大豆、玄米、緑黄色野菜 など

ビタミンE →コレステロールの酸化を防いで血液をキレイに
ごま、ナッツ、玄米、大豆、かぼちゃ など

鉄・銅 →貧血を防いで冷えを取る
大豆製品、ひじき、切り干し大根、あさり など



Point 2 腸の動きを良くする

腸の動きが悪いと、せっかく取った必要な栄養を上手に利用できません。腸の凝りをほぐす「腸もみ」がオススメです。
また、腸に嬉しい発酵食品や食物繊維を多く含む食品(根菜類、きのこ、海藻、乾物、未精白穀物など)を毎日の食事に取り入れましょう。



Point 3 適度な運動

基礎代謝の約20%は筋肉で消費されているので、運動する習慣をつけることをオススメします。ウォーキングやストレッチなど、軽い運動でも構いません。階段を使う、ひと駅分歩いてみる、など日常生活での工夫も◎



Point 4 カラダを温める

首には太い血管があるため、ここを温めると全身を効率よく温まります。肩甲骨の間、足の付け根やお尻などを温めるのもオススメです。
またお風呂はシャワーだけで済ませるより、40度程度の湯船にゆっくり浸かり、体の芯から温めましょう。



Point 5 自律神経を整える

自律神経の乱れは、血行不良や冷え、便秘などの原因になります。食事や睡眠時間を規則正しく取って体内リズムを整えたり、ゆったりとリラックスできる時間を設けることも大切です。





「冬は太りやすいからしょうがない!」と開き直っている方も、諦めないでぜひ試してみてくださいね。



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