2022年も残りわずかとなりました。
皆様にとって、今年はどんな年でしたでしょうか。
「最高!」
「まあまあ」
「うーん、いまいち」
など…
どんな一年でも、最後は気持ちよく締めくくりたいですよね。
一年の締めくくりといえば思い浮かぶのは「年越し蕎麦」。
「食べないとなんだか一年が締めくくれない」と、お腹がいっぱいでも食べるという方も多いのではないでしょうか。
今回は大晦日に年越しそばを食べる理由をご紹介いたします。
願掛けや縁起担ぎが由来
さて、一年の締めくくりの日である12月31日「大晦日」には、そばを食べて新しい年を迎える習慣があります。
その理由はいろいろありますが、そばの形にあやかって、細く長く達者に暮らせるように「長寿」と「幸福」を願ったり、そばが切れやすいことから「一年の災厄を断ち切る」という縁起担ぎで食べるようになったともいわれています。
蕎麦に含まれる栄養素
そばに豊富に含まれるポリフェノールの一種であるルチンには、強い抗酸化作用があり、生活習慣病の予防に効果的です。またビタミンCの吸収を促進する働きもあります。
薬味にも意味がある
また薬味に使うねぎは、疲れをねぎらう意味の「労(ね)ぐ」、祈る意味の「祈(ね)ぐ」、神職の「禰宜(ねぎ)」などの言葉にかけた語呂合わせであるとされています。
ねぎの香り成分であるアリシンには、血行を良くして身体を温めたり、疲労回復の効果があります。
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今年の嬉しかったことや楽しかったことを思い出しながら、一年を無事に過ごせたことを感謝し、大切な人と一緒に食卓を囲んでみてはいかがでしょうか。