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大晦日に年越しそばを食べる理由
2022年12月30日

大晦日に年越しそばを食べる理由

2022年も残りわずかとなりました。
皆様にとって、今年はどんな年でしたでしょうか。

「最高!」
「まあまあ」
「うーん、いまいち」
など…

どんな一年でも、最後は気持ちよく締めくくりたいですよね。

一年の締めくくりといえば思い浮かぶのは「年越し蕎麦」。
「食べないとなんだか一年が締めくくれない」と、お腹がいっぱいでも食べるという方も多いのではないでしょうか。

今回は大晦日に年越しそばを食べる理由をご紹介いたします。



願掛けや縁起担ぎが由来



さて、一年の締めくくりの日である12月31日「大晦日」には、そばを食べて新しい年を迎える習慣があります。

その理由はいろいろありますが、そばの形にあやかって、細く長く達者に暮らせるように「長寿」と「幸福」を願ったり、そばが切れやすいことから「一年の災厄を断ち切る」という縁起担ぎで食べるようになったともいわれています。


蕎麦に含まれる栄養素



そばに豊富に含まれるポリフェノールの一種であるルチンには、強い抗酸化作用があり、生活習慣病の予防に効果的です。またビタミンCの吸収を促進する働きもあります。


薬味にも意味がある



また薬味に使うねぎは、疲れをねぎらう意味の「労(ね)ぐ」、祈る意味の「祈(ね)ぐ」、神職の「禰宜(ねぎ)」などの言葉にかけた語呂合わせであるとされています。

ねぎの香り成分であるアリシンには、血行を良くして身体を温めたり、疲労回復の効果があります。

 * * *

今年の嬉しかったことや楽しかったことを思い出しながら、一年を無事に過ごせたことを感謝し、大切な人と一緒に食卓を囲んでみてはいかがでしょうか。