最近は健康への関心が高まり、「予防」をテーマに食事・運動・心の持ち方などがメディアでも紹介されています。
このような時だからこそ、体づくりの基本である
「食」について見直してみませんか?
玄米酵素では、日本に古くから伝わる
「食の三原則」を基本とする食の考え方を
「食事道」と名付け、その普及と実践に努めています。
今回はそんな食事道の基本「食の三原則」についてカンタンにご紹介します。
食の三原則とは?
世界から賞賛されている「日本型食生活」の基本ともいえるのが、先人の叡智として受け継がれてきた
「食の三原則」という考え方です。
1.適応食 [てきおうしょく]
日本人に適した、米を中心とする穀物や野菜中心の日本の伝統食を心がけましょう。
2.身土不二 [しんどふじ]
自分の住む土地で取れた旬のものをいただきましょう。
3.一物全体食 [いちぶつぜんたいしょく]
食物は全体でひとつの命。それを丸ごといただきましょう。
食の三原則❶ 適応食
その動物が何を食べるのに適応しているかは、「歯の発達」「あごの動き」「胃腸や腸内細菌の役割」によって決まります。
草食動物は、植物(葉・穀類)の固い構造をすりつぶせるよう、臼歯が発達し、あごは上下・左右に動かせます。植物の少ない栄養を吸収するために、腸が長くなっています。
肉食動物は、肉を切り裂きやすいよう、鋭くとがった犬歯が発達し、臼歯はハサミのようなかみ形で、あごは上下方向に動きやすくなっています。肉類は胃で十分消化できるので腸は短めです。
ヒトは犬歯より臼歯が発達し、あごを横方向にも動かせます。腸も長めであること、また腸内細菌叢も炭水化物を分解する腸内細菌が多く、肉食動物に特徴的な腸内細菌が少ないことから「穀類・野菜を主に、動物性食品は少なめの食性」が適応食と言えます。
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私たち日本人の「適応食」とは?
食の三原則❷ 身土不二
自分の身体と土は一体であり、自分の住んでいる国、土地でとれた旬のものを食べよう、という考えです。
人間はその環境に合うよう、長い年月をかけて身体を変化させてきました。私たち日本人は、先祖代々食べ続けてきた、穀物・野菜を中心とした日本食が体に合っていると考えられます。
旬も重要です。多くの野菜は旬の季節に栄養が豊富になります(図)。
食がグローバルになった今だからこそ、身土不二を見直したいものです。
(図)野菜のビタミンの通年変化
身土不二について、もっと詳しくみる▽
身体と土は一体!旬をいただく「身土不二」の考え方
食の三原則❸ 一物全体食
食べ物はまるごと食べることが理想的、という考え方です。
野菜はできるだけ皮をむかない。魚は切り身よりもまるごとの小魚を食べる。米は白米よりも、精白しない玄米。また、にんじんに含まれるβカロテンは、実は皮の部分に多く含まれています。丸ごと食べる小魚は、骨まで食べられ、カルシウムなどのミネラルを多く取ることができます。
一物全体食について、もっと詳しくみる▽
まるごと食べて栄養アップ!エコにも繋がる「一物全体食」の考え方
食の三原則から、環境と未来を考える
実は、食と環境問題は密接に繋がっています。
食事道(食の三原則)の実践は、日本の伝統食文化を見直すだけでなく、今話題の環境問題にも大きく貢献します。
「適応食」のごはん(米)を選んで食べることが、
田んぼを守り洪水を防ぐことに繋がります。
「身土不二」の地元でとれた作物や食品を使うことで、
自然の無駄使いを減らすことができます。
「一物全体食」の考え方は、食材の廃棄をできるだけ出さず、
食品ロスを減らすことがきます。
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食事道から、環境と未来を考える。SDGsにも貢献!玄米・自然食で地球を元氣に!
自分たちの健康にも良く、環境にも貢献できる「食事道(食の三原則)」を実践してみませんか?
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