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夏でも高血圧対策を!血圧上昇のしくみを知ろう
2022年08月05日

夏でも高血圧対策を!血圧上昇のしくみを知ろう

連日の猛暑で熱中症などの話題が取り上げられますが、注意が必要なのはそれだけではありません。

夏は、冬にくらべ血圧が安定しやすいから安心…と思うかも知れませんが、近年、脳卒中と心筋梗塞の夏の発生率が高くなっているそうです。

確かに以前は血圧が安定しやすい季節と考えられていましたが、冷房などにより室内と屋外の温度差が激しくなり、冬と同様に血圧の変動が大きくなっています。

今回は、血圧上昇のしくみや、夏の高血圧対策についてご紹介します。



血圧ってなに?



例えば、ホースで水を出す場合、「ホース」「水」「水を押し出す力」の3つが必要です。

人の場合も同様で、血液を体の細部にまで届かせるには、「血管」「血液」「心臓からの押し出す力」の3つが必要です。

そして血管の中の“圧力”「血圧」といいます。

血圧は心臓から出る【血液量】と、【血管の硬さ】によって決まります。

さまざまな要因により、血流量が増加したり、血管が収縮したりすることで、血圧が上昇します。





血圧を上昇させる要因



血圧の上昇には、さまざまな要因があります。


肥満
インスリンの利用効率が下がることで血中インスリン量が増し、腎臓での水の再吸収を促進させたり、交感神経を刺激したりすることで血圧が上がります。

運動不足
運動不足によって心肺機能がおとろえるため、より心臓に負担がかかりやすくなります。

塩分
ナトリウムは血中で水分を取り込むため、血液量が増し、血管を圧迫します。

アルコール
血管拡張作用もありますが、飲みすぎはかえって血圧を上げてしまいます。

ストレス
ストレスは交感神経を刺激し、血管が収縮します。心拍出量も増加します。

寒冷刺激
寒冷環境下では血管が収縮します。

遺伝
両親などが高血圧の場合、自分も高血圧になるケースが多いといわれています。

老化
血管の内膜の厚さは加齢とともに増して、硬くなります。また血管の強さやしなやかさを支える物質が減ったりその性質が変わることにより、血管全体がもろくなってきます。



血圧が高いとどうなるの?



正常範囲を超えた血圧が維持されている状態を高血圧といいます。

血圧は個人差が大きく、同じ人でも身体の状態によって大きく変動します。

安静時の至適血圧は、収縮期が120mmHg未満、拡張期が80mmHg未満と考えられています。
ただしこの値を越えたからといって、必ずしも異常だとか治療を要するというわけではありません。


では、血圧が高いと何がよくないのでしょうか。

高血圧が長く続くと、血管に圧力がかかり続け、早く老朽化してぼろぼろになってしまいます。この血管に弾力がなくなってしまった状態を動脈硬化といいます。

高血圧は生活習慣病の一つであり、放っておくと、脳卒中や心筋梗塞など、動脈硬化によるさまざまな病気の原因となります。



夏の高血圧対策



夏は発汗により体から水分が奪われ不足し、血液の濃度が増して血液がドロドロになり、血栓ができやすくなります。

そのため、冬と同様に心筋梗塞や脳卒中の発生率が高くなります。

特に高齢者は喉の渇きを感じにくく、脱水症状を起こしやすいので要注意。

決まった時間に水分をとるなど、こまめな水分補給が大切です。

また、夏の冷房は体を冷やして血管を収縮させますので、室温を下げ過ぎないように十分に注意しましょう。

十分な睡眠時間を取り、適度な運動を行い、喫煙習慣をなくすなどの注意も必要です。
じわっと汗が出る(40℃くらい)半身浴もオススメです。



食生活を見直して、上手に血圧対策!



○ おすすめの栄養成分と食品

  • 主食は全粒穀物・未精白穀物にします。玄米には、高血圧や動脈硬化などの原因となる「アンジオテンシンU」の働きを抑制する成分が含まれています。(玄米や分づき米、玄米発酵食品、全粒粉で作ったパンや麺類、そば など)

  • 高血圧にかかわる「アンジオテンシン変換酵素(ACE)」を阻害するペプチドの多い食品をとります。(味噌、かつお節 など)

  • カリウムは塩分を排出し、ナトリウムの吸収を抑制します。(ほうれん草、トマト、じゃがいも、たけのこ、さつまいも など)

  • カルシウムは、ナトリウムの作用と吸収を抑制します。(キクラゲ、ひじき、昆布、ごま、小松菜 など)

  • 水溶性食物繊維は、ナトリウムを排除して血圧上昇を抑えます。(寒天、海藻類、りんご、さつまいも など)

  • ビタミンCは、コラーゲンの合成に必要で、血管の強度を保つのに役立ちます。(キャベツ、小松菜、れんこん、ブロッコリー、ピーマン、レモン、アセロラ など)

  • n-3系油脂(α-リノレン酸、IPA(EPA)、DHA)は、血液の流れをスムーズにし、血圧の低下につながります。(青背魚 [さば、いわし、さんま]、魚油、しそ油、えごま油、亜麻仁油 など)

  • タウリンは正常な血圧の維持に役立ちます。(貝類、たこ など)


○ 控えめにしたい食品

  • コレステロール、動物性脂肪(飽和脂肪酸)の多いものは避けます。(獣肉、バター、生クリーム、乳製品、ベーコン、卵黄 など)
  • 食塩の取りすぎに注意します。成人男性1日7.5g未満、成人女性1日6.5g未満が目安ですが、日本高血圧学会ガイドラインでは1日6g未満、WHOでは1日5g未満となっています。
  • 白砂糖、白砂糖を多量に含む菓子類、ジュース類、果糖の多い果物は控えます。
  • アルコールは控えます。





夏でも高血圧対策をしっかりしていきましょう。


【参考】
書籍『病に負けない養生レシピ』
書籍『イラストでまなぶ 人体のしくみとはたらき』
サイト「ケアごはん」お悩み・目的別 食事法 − 高血圧