"春"は
冬に溜め込んだ老廃物を排泄し、体をスッキリさせる季節です。
東洋医学では
「肝」の季節といわれ、肝臓の活動が活発になる時期とされます。
肝臓は栄養分の代謝・貯蔵、そしてデトックス(老廃物の排出・有害物質の解毒)にかかわる大切な臓器です。
そんな春のデトックスにオススメなのが、今が旬の
春野菜です。
たけのこ、ふき、菜の花、タラの芽、アスパラガス、せり、セロリ、スナップえんどう、にら、新たまねぎ、新ごぼう、春キャベツ など
春野菜に含まれる健康成分
春野菜には、
ファイトケミカルという抗酸化作用をはじめとしたさまざまな効能がある成分を多く含みます。
植物アルカロイド
春野菜の強い香り、独特の苦みのもととなっている成分。
デトックス効果が期待され、
新陳代謝を促進してくれます。(取りすぎると下痢をすることもあるので注意しましょう)
イオウ化合物
玉ねぎ、にらなどに含まれるにおい成分・硫化アリルや、キャベツなどに含まれるイソチオシアン酸類など。
有害金属などの排出を促します。
クロロフィル
葉緑素とも呼ばれ、植物や海藻類に含まれる緑色の色素。コレステロールや、ダイオキシンなどの
有害物質の排出を促します。
ポリフェノール類
玉ねぎの皮のケルセチン、パセリのアビインなど野菜の色素成分や渋み成分。
抗酸化作用があります。アントシアニンは
肝臓の健康に役立ちます。
毎日の食卓に春野菜を取り入れて、体の中から活力を与えましょう。
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