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「糖質ゼロ」と「糖類ゼロ」は同じ?食品表示に関するポイントをご紹介
2022年03月11日

「糖質ゼロ」と「糖類ゼロ」は同じ?食品表示に関するポイントをご紹介

スーパーやコンビニエンスストアなどで「糖質ゼロ」「糖類ゼロ」などといった表示をよく見かけるようになりましたよね。

どちらも「砂糖を使っていない」という意味だと思っていませんか?

実は、「糖ゼロ」「糖ゼロ」はそれぞれ意味が異なります。

今回は糖質・糖類の違いや、食品表示に関するポイントなどをご紹介します。



「糖質」と「糖類」の違い



まずは【糖質】と【糖類】の違いをカンタンに解説します。

【糖とは、炭水化物から食物繊維を除いたもので、糖類、多糖類、糖アルコールなどで構成されます。

【糖とは、【糖】の一部です。単糖類(ブドウ糖、果糖など)または二糖類(ショ糖[砂糖]、乳糖など)のみを指します。





「糖質ゼロ」「糖類ゼロ」それぞれの意味



「糖ゼロ」と表示された食品の場合、糖類(ショ糖など)も多糖類(でんぷんなど)も糖アルコール(キシリトールなど)も含みません。

一方、「糖ゼロ」と表示された食品は、砂糖やブドウ糖などの糖類は含みませんが、キシリトールやソルビトールなどの甘味料が使われている場合があります。





糖質・糖類"ゼロ"は、完全に"ゼロ"とは限らない



【糖は「ゼロ」と表示されていても、食品100gあたり(飲料は100mlあたり)に含まれる糖類が0.5g未満であれば、「ゼロ」とうたうことができます。

つまり「ゼロ」は「糖類がまったく含まれていない」という意味ではありません。その基準は、食品表示法の食品表示基準に基づき定められています。




 例えば、500mlペットボトル飲料の場合

「糖ゼロ」と表示 → 2.5g未満
「糖控えめ」と表示 → 12.5g未満

の糖類が含まれている可能性があります。


また、【糖は栄養強調表示の基準が決まっているのに対し、【糖は規定がありません。

そのため、販売者の責任において、「糖控えめ」「糖○%オフ」といった表示ができます。







栄養成分表示の意味を正しく理解して、毎日の食品選びにお役立てください。


【参考】消費者庁「食品表示に関するパンフレット・ガイドライン等」