30〜40代のテレワーク経験者を対象とした「コロナ太り」に関する調査によると、
テレワークや自粛期間を経て…
- 『太ったと思う』と回答した方は62.9%
- 太ったと回答した方は、『テイクアウトやデリバリーをよく頼むようになった(21.2%)』『スーパーやコンビニで買うことが増えた(19.2%)』と回答
- 『間食をとる機会が増えた』と回答した方は、女性72.8%、男性22.5%
という結果が出ました
[1]。
これらの調査結果から、食生活が乱れてしまったうえに間食が増えてしまったことも、コロナ太りの原因のひとつかもしれません。
そんなときにおすすめなのが、
【間欠的ファスティング】という断食の方法です。
日常生活で取り入れやすい【間欠的ファスティング】
間欠的ファスティングとは、1日のうちに16時間程度はものを食べない時間、すなわち
「空腹時間」をつくる食事法です。
生活をファスティングに合わせて変えるのではなく、
ファスティングを生活に合わせて柔軟に変更することで、思ったよりもラクに自分の生活に取り入れられます。
例えば、朝食を食べる時間がなかったという時、お昼までジュースやお菓子を食べずに水やお茶だけで過ごせば、12〜16時間ファスティングをしていることになります。
お腹が空いてしまう、栄養不足が気になるという場合は、玄米酵素を食べるのもおすすめです。
また、ボディメイキングの一環としてトレーニングをしている人が活用することが多い「リーンゲインズ」という手法もあります。食事の時間を12時から20時の8時間に限定し、残りの16時間は水などの水分以外は摂取しないという方法です。
地球や自然のように、人間のからだにも
「排泄」「栄養補給と消化」「吸収と代謝」という1日のリズムがあります(図参照)。
自然のリズムに合わせて規則正しく食事をとることで、乱れた体内時計をリセットし、周日リズムの改善も期待できます。
食事時間の制限は、なぜ効果的?
期待されることは主に3つ
[2]。
1.酸化ストレスの減少
長い空腹時間にはエネルギー源の供給が少ないので、ミトコンドリアのエネルギー代謝が減り、酸素消費量も減るため、細胞の酸化が抑えらます。
2.日周リズムの改善
決まった時間に栄養素が体内に入ることで、体内時計が正しくリセットされます。
3.脂肪をエネルギー源に活用(ケトン体代謝)
長い空腹時間には、体脂肪から分解された脂肪酸がケトン体に変えられて、全身のエネルギー源として使われます。
自分は太っている?痩せている?
いまの自身の体型や基準を知ることは大切です。
実際に自分が肥満であるかどうかが簡単にわかり、通常よく使われているのが、身長と体重を測定して計算式に当てはめる
BMI(ボディ・マス・インデックス)と呼ばれる方法です。
【計算式】 BMI=体重[kg]÷(身長[m]×身長[m])
|
2020年版の「日本人の食事摂取基準」で改定された基準値は以下の通り(表1参照)。
また、BMIが正常で外見が太って見えなくても、筋肉量が少なく体脂肪が多い人は要注意!BMI25未満で、体脂肪率が男性20%以上、女性30%以上が
「隠れ肥満」とされます。
当てはまる方は、食事だけでなく運動も取り入れながらの生活改善がポイントです。
さらに、死亡率が最も低いBMI(表2参照)をみると、60歳を境に男女ともにBMI値が上がっています。太りすぎはよくありませんが、フレイルや認知症の予防という観点からも、痩せすぎにも注意が必要です。
間欠的ファスティングは、エネルギー制限のように極端に栄養素の量を変えることなく、手軽に実践できる方法です。
食事の時間から、健康を回復するきっかけを作りましょう。
もちろん、普段の食事内容を見直すことも大切です。栄養のサポートに、玄米酵素を取り入れるのもおすすめですよ。
[1] 「コロナ太り」に関する調査
[2] 参考文献:Intermittent Fasting: A Heart Healthy Dietary Pattern?, Am J Med. 2020 Aug;133(8):901-907.
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