Vol.1132015年07月21日配信
高温・多湿を特徴とする日本の夏。このような環境の中では、体は体温を一定に保とうとして、必要以上にエネルギーを消費し、体力が奪われます。通常はその負担に耐えられるのですが、過度に負担がかかったり、暑さがさらに続くと、体は対応しきれなくなります。 例えば、体内にたまった熱を放出できずに発熱したり、だるくなって胃腸の働きが弱まったりします。この無理が続いて、体が限界にきている状態を「夏バテ」と呼びます。 主な症状は、食欲不振、胃酸分泌の低下、胃腸機能の低下、消化不良などです。さらに睡眠不足が重なると、疲れが取れず、温度差による自律神経失調症を起こすこともあります。 |
水分は、少しずつ数回に分けて取りましょう。水のがぶ飲みは胃酸を薄めるため、食欲不振、消化不良を招きます。また、冷たすぎる飲み物は避けましょう。胃の血管を収縮させ、胃酸を出にくくし、食欲不振を助長します。 乳幼児や高齢者の方は、脱水症に気付きにくいことが多いので、小まめな水分補給が大切です。 |
夏は暑さのため、食事も素麺やざるそばなど、炭水化物だけの単品で、ビタミン・ミネラルが不足する食生活になることが多くなります。炭水化物を代謝(栄養素をエネルギーに変えること)するには、ビタミンB1、B2、ナイアシンを必要とします。不足しないよう、吸収しやすい遊離型ビタミンB群の豊富な玄米酵素で補いましょう。 |
旬の食材を上手に使い、暑い夏を乗り切りましょう。
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【参考】はい!元氣らいふ2012年7・8月号 |