見かけのかわいらしさからは想像できないほど、
●さや豆に含まれる主な栄養素
若ざや…ビタミンA(βカロテン)、ビタミンC、ビタミンB群
豆…たんぱく質、ビタミンE、食物繊維、カルシウム、カリウム
「さやえんどう」は、えんどうの若ざやを利用する、
さや用品種の総称です。
(スナップえんどうはその一つで、さやと豆を食べます)
たんぱく質と糖質に富み、カロテン、ビタミンB1、B2、
なかでも育成の途中で摘み取るためビタミンCが多く、
100g中に60mg(一日に取りたい量の半分以上!)を含みます。
炒め物やサラダ、和え物でたっぷり取れば、
ビタミンCの効力を大いに発揮!
また、コラーゲンの生成、抗菌作用、抗ストレス作用、
その他シミ・ソバカス予防も期待できます。
そして特筆すべきは、発がん物質のニトロソアミンの生成を抑制する働き。
これにより免疫力が強化され、がん予防・風邪予防にも!もちろん、
老化を抑え、肌を美しく保ってくれる美容に最適な食品ともいえます。
手軽につまめるという理由で"スナックえんどう"ともいわれますが、
正式名称は「スナップえんどう」です。
エンドウの一種で、青い実が大きくなって成熟しても、
さやごと食べられます。
栄養豊富で、とりわけカルシウムとカリウムが多めです。
「さやいんげん」は、いんげん豆の若ざやを利用する、
さや用品種の総称です。栽培期間が短く、年に何度も栽培できる
ことから、「三度豆」という呼び名もあります。
本来は淡色野菜ですが、βカロテンやビタミンC、食物繊維を
はじめとした基本の栄養素をバランスよく含み、一度に食べる量も
多いので、緑黄色野菜として扱われています。
ビタミンB1、B2、ビタミンC、カルシウムが多く、
これらは新陳代謝を活発にし、疲労物質を蓄積させないため、
疲れ防止に適しています。
βカロテンの吸収率をアップさせるには、油脂や油脂を含む食品と
一緒に調理すると良いでしょう。ビタミンEやたんぱく質との組み合わせは、
トラブルのない肌づくりにおすすめです。