旬の野菜がたくさんの味覚の秋がやってきますね。
野菜は、栄養素の大切な供給源としてだけではなく、
健康の維持・増進には欠かせない重要なものなのです。
野菜の機能性を知って効率よく取り入れましょう♪
野菜が嫌い、苦手、という方がいらっしゃるかもしれませんが、
野菜やその加工品である植物性食品は、
・活性酸素を消去する
・発がん性物質を解毒する
・免疫機能を高める
といった、すごいチカラを秘めているんです!
これを聞いたら野菜が苦手なんて言っていられませんよね。
日頃から野菜を充分に食べて、様々な病気を予防しましょう。
●1日に1回など、まとめて食べるのはNG
食いだめはお勧めできません。
一度にたくさん食べるより、食事は規則正しく取りましょう。
●色々な野菜を食べましょう
野菜をたくさん食べているつもりでも、
実は同じ仲間(科)だった、ということはないでしょうか。
また、たとえ体に良いと言われても、ある一つの食品ばかり
食べていては効果が低くなってしまいます。
違う仲間の野菜を食べて、色々な栄養を取りましょう!
例えば、スープの具材にするなら「トマト&ナス」よりも
「トマト&にんじん」の方がベター★
【トマト、ナス⇒ナス科】
アルカロイドが、ガン細胞の増殖をストップする機能性を持つ。
その他、ピーマン(緑、黄、赤)、しし唐辛子、じゃがいもなど
【にんじん⇒セリ科】
活性酸素を消去するカロテノイド、解毒作用のテルペンが豊富。
その他、セロリ、セリ、パセリ、三つ葉など。
●さまざまな調理法を取り入れましょう
生野菜の食物酵素は、加熱するとほとんどが失われてしまいます。
しかし、消化や吸収の点では加熱した方がたくさん食べられますし、
ビタミンやミネラルの摂取率が上がります。
生以外にも、≪煮る、焼く、蒸す、炒める≫など、
様々な調理法を取り入れて野菜料理を美味しくいただきましょう。
芋に共通の機能性は、豊富に含まれるカリウムが
ナトリウムの排泄を促進し、高血圧を予防することです。
腎臓の機能低下で尿が出にくくなっている場合にも有効です。
カリウムは熱に強く水に溶けやすい性質があるので、
カリウムを多く取りたい時は煮汁ごと食べるようにしましょう。
逆に、腎炎などでカリウムの摂取を制限されている人は、
ゆで汁や煮汁を食べないようにします。
芋にはその他に、胃腸を丈夫にする、臓器の筋肉組織を活性化する、
アレルギー体質を改善する、などの作用もあることがわかっています。
エネルギーはご飯よりも少ないので、ダイエットにも有効です。
それでは、芋の種類ごとの特徴を見てみましょう。
でんぷんが多く主食にもなり、ビタミンC、B1、B6が豊富です。
じゃがいものビタミンCはでんぷんに包まれているため、
加熱しても壊れにくいのが特徴です。
ビタミンCはコラーゲンの生成に不可欠な成分で、
抗酸化作用、抗がん作用、免疫力を高めるといった働きをします。
粘膜を強化するので、胃潰瘍や十二指腸潰瘍、下痢などにも良いです。
じゃがいもの皮には、細胞の突然変異を防ぐ"クロロゲン酸"という
ポリフェノールの一種が含まれています。しかし、芽や緑変した部分には
有毒な"ソラニン"があるので除去しましょう。このソラニン、日光に当たると
増えるので、じゃがいもは冷暗所で保管しましょう。
主成分はでんぷんで、ビタミンC、B1、B6などが多く、
カロテンや食物繊維も豊富です。
切ると出てくる白い液は、"ヤラピン"という樹脂の一種で、
腸の蠕動運動を促進する働きがあり、食物繊維との相乗効果で
お腹の中をきれいにしてくれます。
さらにビタミンCやEが一緒になって、
美肌作りとがん予防に力を発揮します。
紫芋や紅芋の色素にあるのは"アントシアニン"という
ポリフェノールの一種で、βカロテンとともに強い
抗酸化作用があるのも特徴です。
自然薯、つくねいも、いちょういも(大和芋)なども仲間です。
消化のよいスタミナ食といわれ、生で食べることができるのが特徴。
ジアスターゼ、アミラーゼ、プロテアーゼなどの消化酵素が豊富なため、
胃の消化力をサポートします。
血液サラサラ効果のサポニンや新陳代謝を活発にするコリンも含み、
糖尿病の予防効果も期待できます。
ヌルヌル成分の"ムチン"は口の中や胃腸の粘液を保護する作用があります。
さらに活性酸素を解毒する"カタラーゼ"という酵素もあり、
肉体疲労に酵素パワーを発揮します。
疲労回復・滋養強壮・老化防止・疾病予防にオススメです!