目の疲れが体に及ぼす影響
眼精疲労の症状には、目がショボショボする、
ゴロゴロする、痛くなる、かすむなど色々あります。
●目の疲れ=脳の疲れ
目で見たものは、大脳皮質の視覚野という部位に視覚情報として送られます。
脳に送られてくる情報の80〜90%は視覚情報といわれ、
脳の働きの多くは「見る」ことに費やされています。
そのため、眼の疲れは脳の疲れにつながり、
頭痛や肩こり、倦怠感、イライラといった症状を引き起こす場合があります。
ドライアイに気をつけましょう
パソコン画面などを集中して長時間見ていると、
まばたきの回数が減り、涙の量が少なくなります。
涙は常に目の表面を覆っており、角膜や結膜を保護していますが、
涙の量が減ることで「ドライアイ(目の表面が乾くこと)」を
引き起こしやすくなります。
ドライアイになると、目の表面の健康を保てなくなり、
角膜の表面に傷がついたり、眼球の抵抗力が低下したりする
場合があります。
目の健康に良い栄養素
目の健康を維持するためには、
「目のビタミン」といわれるビタミンA、B1、B2、Cや、
ファイトケミカルのアントシアニンなどの栄養補給が大切です。
普段よく目を使う方は、なるべく食事に取り入れるようにしましょう。
【ビタミンA】
角膜細胞をつくり替える。角膜の表面を保護する成分となる。
→人参、春菊、小松菜、にら、赤ピーマン、かぼちゃ など
【ビタミンB1、B2】
視神経や筋肉の疲労を解消し、視力低下を防ぐ。
→玄米、大豆、納豆、ごま、舞茸(乾)、椎茸(乾)、アーモンド など
(一緒に取りたい!…ねぎ、玉ねぎ、にんにく)
【ビタミンC】
水晶体の透明度を保って、充血を防ぎ、目をリフレッシュさせる。
→赤ピーマン、芽キャベツ、ブロッコリー、じゃがいも、大根 など
【アントシアニン】
網膜に栄養を運ぶ毛細血管の血行をよくする。
→ブルーベリー、紫キャベツ、なす、紅いも、黒大豆、あずき など
* * *
目の疲れは全身に影響します。
パソコンなどの画面を見る時は姿勢を正したり、
たまに目を休ませたりしましょう。
また、バランスのとれた食事を心がけ、
ビタミン・ミネラルのバランスを整えることも大切です。
ぜひビタミンA、ビタミンB群がたっぷりの
また、ビタミンCは調理上損失しやすいビタミンなので、