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Vol.1142015年08月20日配信

血管の若さを保つ
★レシピ「すりおろしじゃがいもの味噌スープ」




こんにちは、玄米酵素の内糸です。

お盆を過ぎても、まだまだ蒸し暑い日が続いていますね。

連日の猛暑で熱中症などの話題が取り上げられますが、
注意が必要なのは熱中症だけではありません。

夏は汗をかくことよる水分不足で、血液はドロドロになりがち。

また睡眠には血管の損傷を修復する効果があるのですが、
暑さによる睡眠不足が続くと、血管を修復する時間が十分にとれずに、
損傷が進んでしまうことも…。

このように、夏の暑さは、私たちの血液や血管に大きなダメージを
与える要因となっています。

そこで今回は、血管の健康についてのお話です。


Vol.114  Contents...
 汗をかく夏は、脳卒中で倒れる人も増える季節。突然の事故を防ぐために、日常生活で血管をメンテナンスしておくことが重要です。血管をしなやかに、健康に保つことができれば、健康長寿につながるでしょう。
 まずは血管のしくみと、年を重ねるにつれどんな変化を経ていくのかを見てみましょう。
 体の中を縦横に走る血管の種類や構造はさまざまです。いちばん太い大動脈の場合、内膜、中膜(平滑筋や弾力を保つための構造物である弾性線維)、外膜の3層から成り、内膜の表面に内皮細胞があります。大動脈は中膜が厚く発達していて弾力性に富みますが、これは、心臓から勢いよく出る血液の圧力を加減しながら、末梢へ流していくためです。高齢になると弾力を保つ細胞が減少したり変化したりして血管がもろくなるため、強い圧力に耐えにくくなります。

 生まれてから一生を終えるまで、血管は健康維持のため体全体にくまなく酸素や栄養素を運び、また不要な老廃物などを体の外へと運び出すために、つねに働き続けています。

胎生13〜16日で血管のもととなる組織が発生し、それらが管状になり(血管形成)、作られた血管がそれぞれ伸びては連結して新しい血管が作られ(血管新生)、生まれるときまでに全身の血管が整います。

10歳ごろから大動脈の壁を作る細胞が増加し肥大することで、しなやかでじょうぶな血管へと成熟し、20歳ごろまでに完成します。

食べすぎや飲みすぎ、喫煙や運動不足といった生活習慣病は、血管に負担をかけ、老化を早めてしまいます。

血管の内膜の厚さは加齢とともに増していきますが、40歳代後半からそのスピードがより速くなります。

加齢が進むにつれて内膜が厚くなります。特に血液に接する血管の内腔表面に近い部分にある物質が増加します。
※男性は45歳以上、女性は55歳以上になると、動脈硬化のリスクが上昇。改めて、生活習慣を見直したい時期です。

70歳を超えると、内膜がさらに厚くなり、40歳代の約2倍にも達します。また血管の強さやしなやかさを支える物質が減ったりその性質が変わることにより、血管全体がもろくなってきます。

 「血管」と一口にいっても、その太さや形状はじつにさまざま。心臓から送り出された血液は、直径約3cmの大動脈、そしてさらに細い毛細血管を通って体のすみずみまで運ばれます。どの血管も年をとれば老化して衰えますが、静脈に比べて動脈の方が加齢による変化が大きいといわれます。

 たとえ健康的に暮らしていても、血管は徐々に老化し、70歳代以降の血管は若いころと比べてもろくなります。また、遺伝的要素があったり、生活習慣病にかかったりすると老化のペースがぐっと速まり、動脈硬化が進みます。一般的な健康診断の結果から血管の老化のサインがわかりますので、早めに対処することで血管の若さを保ちましょう。

【健康診断の検査値から、現在の血管老化リスクをチェック】



 たとえ血液検査や血圧の数値に問題がなくても、おなかぽっこり、いわゆるメタボ体型の人は注意が必要です。
 腹部についた内臓脂肪は、肥大が進むと、やがて悪玉物質を分泌するようになります。すると高血圧や高血糖、脂質異常を引き起こし、「傷み、詰まり、酸化、糖化」などの血管を老化させる現象につながっていきます。メタボ体型の原因は過食や運動不足。これらを改善して、血管の老化を予防しましょう。
 血管は日々の食事でケアし、じょうぶに保つことができます。今の血管の状態は、血圧や血液検査の数値に表れるため、そこから、あなたが特に注意すべき食事のポイントが見えてきます。
 今年の夏、まずはここから始めてみませんか。
*   *   *
【参考】栄養と料理(2014年7月)



今月のレシピ:
→作り方はこちら 玄米酵素や元氣大豆21を使ったレシピ

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