
Vol.1082015年2月20日配信
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花粉症とは、スギやヒノキなどの植物の花粉によって引き起こされるアレルギー症状で、くしゃみや鼻水、鼻づまり、目のかゆみといった症状があります。人間の体は異物に対して免疫反応を示しますが、花粉を異物として認識して過剰に反応することで症状がでてきます。 スギ花粉の場合、現在日本人の約16%に症状が見られ、まだ症状が出ていなくてもスギ花粉に反応する抗体を持っている人を含めると、国民の二人に一人は花粉症予備軍だといわれています。 |
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私たちの体には、病気の原因となる異物をキャッチしてやっつける自己防御システムがあり、それを「免疫」といいます。花粉症にもこの免疫が関わっています。 免疫力が弱くなれば風邪をひきやすく、病原体などの外からの異物が体内に入りやすくなります。逆に免疫力が高まりすぎると、反応しなくてもいい刺激にまで過敏に反応してしまいます。 アレルギーの症状がでる人・でない人がいるのは、アレルギー反応がそれぞれの人の「免疫調整力」(バランス良く免疫を働かせる力)に関わっているためです。 |
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花粉が目や鼻から入ってくる。 A 花粉がマクロファージ(白血球の一種)に取り込まれる。 B マクロファージが花粉が入ってきたことをT細胞に知らせる。 C T細胞が花粉を異物(アレルゲン)として認識して、情報をB細胞に知らせる。 D B細胞がIgEという抗体をつくる。 E IgE抗体が肥満細胞にくっつく。 F 再び花粉が体内に入ると、鼻や目の粘膜にある肥満細胞の表面にある抗体と花粉が結合する。 G 肥満細胞から炎症物質(ヒスタミンなど)が分泌され、花粉をできる限り体外に放り出そうとする → くしゃみ、鼻水、目のかゆみなどの症状が起こる。 |
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花粉症が起きているときは、Th2細胞が過剰に活性化されている状態です。Th2細胞の活性化の原因の一つに動物性タンパク質や脂質などがあります。これらが十分に消化されないまま腸に届くと、腸内の悪玉菌が増殖し、腐敗物質を産生して腸壁を傷つけます。するとそこでTh2細胞が活性化して、花粉症の症状も重くなるというわけです。 つまり、腸内の悪玉菌を減らして腐敗物質の産生を抑え、ビフィズス菌などの善玉菌を増やして腸内環境を整えれば、Th2細胞の過剰な活性を抑えて花粉症の症状を抑えられると考えられます。 |


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腸の免疫機能がうまく作用するためには、腸内菌叢のバランスが大切です。善玉菌を増やし、腸内のバランスを整えて免疫機能を整え、花粉症を予防しましょう。 |
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■参考:書籍「ビフィズス菌パワーで改善する花粉症」辨野義己
書籍「病に負けない養生レシピ」エコロクッキングスクール |
