Vol.1052014年11月20日配信
「忙しすぎて睡眠不足だ〜!」と、年末に向けて忙しさは頂点へ。しかし、疲労・過労は大敵。
ストレスももちろんいけません。疲れがたまってきたな、と思ったら、まずは寝ること。
体力の保持を心掛けましょう。 |
毎日正しい食生活を送るのが理想ですが、そうでない方は特に、ビタミンAとCを多く取りましょう。ビタミンAは鼻やのどの粘膜を強くしてウイルスの侵入を防ぐ働きがあり、人参や小松菜、カボチャ、ブロッコリーなどの緑黄色野菜に多く含まれています。ビタミンCは風邪のウイルスに対する抵抗力を高める働きがあり、レモンやみかんなどの柑橘類、ブロッコリー、ピーマン、じゃがいもなどに多く含まれています。冬の風物詩「コタツでみかん」は理にかなっている(!?)といえますね。 |
エスカレーターのベルト、電車の吊革、カラオケボックスのマイク…などなど、この時期、外出先ではウイルスに接触する機会がぐ〜んと増します。不特定多数の人が触れるものは、ウイルス付着密度が高いと思って間違いありません。外出から帰ったら、手をよく洗い、できれば顔も石けんで洗ってください。 |
インフルエンザウイルスの場合は、気道の粘膜に取り付くと約20分ほどで
細胞の中へと入ってしまうそうです。風邪対策にうがいは定番。のどに付着したほこりや
細菌を洗い流し、潤いを与えてくれます。1日5〜6回程度が目安です。 |
咳やくしゃみでなんと万単位のウイルスが放出されるそうです。マスクでそのすべてを
シャットアウトすることは不可能ですが、マスクの着用でウイルスの侵入を約3割減らせるそうです。
「風邪をひいた」人はもちろん、「風邪をひきそう」というときも、
家族や周囲の人のためにマスクを着用しましょう。 |
気温の低い場所では、ウイルスの侵入を妨げる「線毛(鼻やのど、気管の粘膜の表面に
ついている細かい毛のようなもの)」の働きが鈍くなるので、保温はとても大事です。
ただし温め過ぎもよくないので、部屋の温度は18度から20度程度に。外出時は汗をかかない 程度の服装がよいでしょう。 |
風邪のウイルスの中でも、特にインフルエンザウイルスは、湿度に弱い性質を持っています。
同じ気温でも、湿度20%のときと湿度50%以上ではウイルス生存率にかなりの違いがあります。
加湿器や洗濯物を干すなどで、部屋の湿度を40〜60%くらいに保てるとよいでしょう。
あまり上げすぎると、結露やカビの原因になりますのでご注意を。 |
体温が上がると血液の流れが良くなり、免疫機能をもった白血球が体中を巡るため、
免疫力が上がります。お風呂にゆっくりつかる、
ウォーキングなどの運動をして筋肉を維持するなどを心掛けましょう。 |
免疫細胞をつくる素となるタンパク質、免疫細胞を守り粘膜を作るビタミン類、
腸内環境を整えてくれる発酵食品、免疫力を上げる働きのあるファイトケミカルなど、
さまざまな栄養素をバランスよく摂ることが大切です。 |
「病は氣から」と言われるように、免疫にとってストレスは大敵です。
ストレスを受けると自律神経のバランスが崩れ、食欲不振や血行不良を起こし、 免疫力の低下にもつながります。しっかりと睡眠をとること
、またよく笑うことも血流が良くなり心身のバランスを整えます。 |
生活習慣、食習慣に注意して、免疫力アップで風邪に負けないカラダを目指しましょう! |
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■参考:はい!元氣らいふ2006年11月号、2013年5・6月号 |