すっかり春らしい暖かい季節となりましたが、
皆さまいかがお過ごしでしょうか。
春といえば、やっぱりパステルカラーの服が多くなりますよね。
私も最近ピンクや黄色の服を着て、春気分を楽しんでいます♪
柔らかいイメージを与えてくれるパステルカラーは、緊張を緩め、
心とカラダの疲れをとってくれる効果があるそうですよ。
また同様に、花や緑にも癒しの効果があるそうです。
今の季節、色や植物のチカラを日常に取り入れて、
心身に癒しの効果を感じるのもいいですよね。
丹精された花々でいっぱいの庭は、眺めるだけで心和むものですよね。
こんな庭があったら…と憧れているなら、ガーデニングを
はじめてみませんか?ちょっとしたスペースも、お気に入りの
鉢植えひとつでパッと明るくなります。
もちろん、マンションやベランダでもOK。屋外で軽い作業を
したり、花の様子に一喜一憂したりするのは、心身の健康にも
良いですよ。
ガーデニングや野菜づくりが趣味という人には、いつまでも元気で
若々しい人が多いと思いませんか?
植物を育てるということは、水やり、肥料、温度管理などに気を配ったり、
品種の組み合わせを考えたり、けっこう頭を使うもの。
また、手先を使ったり、立ったり座ったりを繰り返すことは、
適度な運動にもなります。
自分が世話をしなければという責任感や、花が咲いた時の満足
感は、日々の暮らしに張り合いをもたらしてくれるでしょう。
このようなメリットは「園芸療法」として、医療現場にも取り入れられているそうです。
脳の老化を予防するには、外部から適度な刺激を受け、その状況を認識、
判断し、行動することが大切だと言われています。
五感をバランスよく刺激することも重要で、視覚を刺激すると後頭葉が、
全体のバランスをつかむ時は頭頂葉が、記憶をたどる時は側頭葉が
働くそうです。
花の色や形、香りを楽しみ、土や水に触れ、前年の経験と照らし
合わせて計画を立てるガーデニングは、脳をバランスよく働かせる
作業の連続。もしかしたら、一時はやった"脳トレ"より効果的かも?
この時期、園芸ショップの店先には、色とりどりの
花苗があふれています。難しいことは考えずに、
いいなと思ったものをひとつ選んでみましょう。
大きめの鉢植えと鉢底の穴をふさぐ防虫ネット、
培養土と水はけをよくする鉢底土も用意します。
植木鉢の底にネットと鉢底土を入れ、鉢の深さの
3分の2くらいまで培養土を入れます。
その上に軽く根をほぐした苗を置き、苗の位置が
決まったら、残ったスペースに株元を覆うくらい
多めに培養土を入れ、たっぷり水やりをします。
これで、ガーデニングの第一歩がスタートです。
園芸の世界には「水やり3年」という言葉もあるそうですが、
基本は土をさわって状態をチェックすること。
湿気を感じなかったら、鉢底の穴から水が流れ出るまで
たっぷり水やりします。
肥料は、置くだけの緩性固形肥料が初心者向きです。
病虫害対策は、こまめに観察することから。
咲き終わった花がらを摘み取り、適度に剪定して、
光と風が通るようにしてあげることが、被害を最小限に
抑えることにつながります。
いずれにせよ、少々虫がついても、失敗しても気にしないで、気軽に楽しむのが一番です。
ひとつの鉢に数種類の植物を植える「寄せ植え」は、まさに小さな庭。
同系色の花を組み合わせたり、葉ものを取り入れてよりナチュラルな味つけをしたり、
さまざまなバリエーションが楽しめます。ただし、乾燥を好むラベンダーと十分
な水が必要なバジルなど、相性が悪い場合もあるので要注意。
基本の鉢植えと同じように、培養土の上に苗を並べ、
全体のバランスを見ながら位置を決めます。この時、
花や葉が育ち、根が張る余裕を持たせるのがポイント。
育った後のイメージがはっきりしていれば、
成功間違いなしです。
鉢の数が増えてきたら、ガーデン・デザインにトライ。
リビングから見えるスペースやエントランスなど、
目につきやすい場所を素敵なコーナーに変身させましょう。
鉢を直に置かず、素焼きのタイルやウッドデッキパネルを
敷くだけでおしゃれな雰囲気に。
メインの鉢を台上に置いて高低差をつけると、
立体感が生まれ、奥行きを感じさせます。
ラティスを取りつけて、ウォールプランターをかけるのも
おすすめ。こんな庭があったら…と憧れていたスペースが
実現する日も、そう遠くないことでしょう
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■参考:はい!元氣らいふ2007年5・6月号