玄米酵素オンラインショップ

学術研究

学術研究(FBRA研究)36本以上の学術論文を発表、全国の大学と共同研究を行っています

弊社では、食と健康の関連性について、学術的な研究を全国各地の大学と共同で行っています。

玄米酵素学術顧問 小林博先生からのメッセージ

(医学博士、公益財団法人札幌がんセミナー相談役、北海道大学名誉教授、元日本癌学会会長) 元々は創業者の岩崎さんとロータリークラブでご縁をいただき、気脈の通じるものがあり、玄米酵素を学術名FBRAと名付け、学術研究をお手伝いするようになりました。

1998年に研究会が発足して以来、各方面の専門家に依頼し、厳しい目で研究を続けています。多方面にわたり医学的に興味深い研究結果が出てきており、国際的に権威ある専門誌に論文が既に38本(※)も掲載されるまでになりました。
※2023年5月現在
論文の一例
  • J. Funct. Foods, 88, 104907 (2022).
  • Food Chem. Adv., 1, 100040 (2022).
  • Acta Scientific NUTRITIONAL HEALTH 5.12 (2021): 20-32.
  • J. Funct. Foods,78, 104356 (2021).
  • Tradit. Kampo Med., 8, 60-65 (2021).
  • Nutrients, 8, 421-431 (2016).
  • Appl. Biochem. Biotechnol., 178, 1599-1611 (2016).
  • Nutrients, 7, 10237-10250 (2015).
  • Oncol. Rep., 23, 53-59 (2010).

玄米酵素学術顧問 小林博先生からのメッセージ

学術研究会の主なメンバー

小林 博 先生
北海道大学名誉教授(元日本癌学会会長)
田澤 賢次 先生
富山医科薬科大学名誉教授
森 秀樹 先生
岐阜大学名誉教授
大西 克成 先生
徳島大学名誉教授
済木 育夫 先生
富山大学名誉教授
岡田 太 先生
鳥取大学医学部教授
石川 秀樹 先生
京都府立医科大学特任教授
片岡 佳子 先生
徳島大学大学院教授

研究成果が新聞でも掲載されました

  • ● 北海道新聞2016年8月4日(木)
  • ● 北海道新聞2013年6月14日(金)
  • ● 毎日新聞2009年3月21日(土)
  • ● 朝日新聞2009年3月20日(金)
  • ● 北海道新聞2015年10月28日(水)
  • ● 北海道新聞2010年8月20日(金)
  • ● 健康産業流通新聞2009年9月8日(火)
  • ● 北海道新聞(夕刊)2007年6月26日(火)

玄米酵素(FBRA)の研究開発室 スタッフ紹介

玄米酵素の生産工場である株式会社コーケンの中央研究所の研究開発室では、玄米酵素の学術研究や新商品の開発などを行っています。

根本 英幸
徳島大学大学院 医科学教育部修了
医学博士 根本 英幸
玄米酵素の何が良いのか?なぜ良いのか?を、多角的に研究しています。
藤田 仁
広島大学大学院 先端物質科学研究科修了
工学博士 藤田 仁
菌の研究が専門です。品質管理上、万にひとつでもトラブルが起こらないよう、常にレベルの高い検査を実施しています。
堀江裕紀子
東京理科大学大学院 薬学研究科修了
薬科学博士 堀江 裕紀子
玄米酵素の成分分析をしています。麹菌発酵で何が起きているのか、玄米酵素には健康に寄与する成分がどれだけ含まれているのかを追究し、愛食者の皆さんに玄米酵素の良さをお伝えいたします。

研究データのご紹介

玄米酵素と健康に関する研究成果は、国際的な学術誌に38本(※)の論文として発表されています。以下に、研究成果の一例をご紹介します。

  1. 玄米酵素は腸内細菌による乳酸や酢酸などの短鎖脂肪酸の産生を増やす
  2. ②玄米酵素に含まれる健康成分について

※2023年5月現在

論文など詳しい研究成果をご覧になりたい方は、「FBRA」で検索してみてください。(論文等では、玄米酵素は「FBRA」という学術名で紹介されています)

玄米酵素(FBRA)は腸内細菌による乳酸や酢酸などの短鎖脂肪酸の産生を増やす

J Med Invest. 2011 Aug;58(3-4):235-45.に掲載

腸内細菌が作り出す「短鎖脂肪酸」(酢酸、酪酸、乳酸など)が、私たちの健康作りに役立っていることが近年の研究で分かってきました。例えばビフィズス菌は、「酢酸」や「乳酸」といった「短鎖脂肪酸」を産生することで、腸内環境の維持など、私たちの健康に役立つとされています。

徳島大学と(株)玄米酵素の共同研究で、6名の健康な人に協力してもらい、6名の便に「玄米酵素」を加えて培養し、短鎖脂肪酸が産生されるかを調べました。その結果6名とも短鎖脂肪酸の産生が増えることが分かりました。酢酸が大幅に増えた方、乳酸が大幅に増えた方など、人によって増える短鎖脂肪酸のパターンは異なっていました。これは個々人が持っている腸内細菌叢が違うためです。

【図】6名の方々の腸内細菌(便)に玄米酵素を加えて培養し、短鎖脂肪酸の増加を測定したデータ

  • Aさんは酢酸が最も増加
  • Bさんは酢酸が最も増加
  • Cさんは酢酸が最も増加
  • Dさんは乳酸が最も増加
  • Eさんは乳酸が最も増加
  • Fさんはコハク酸が最も増加

玄米酵素(FBRA)に含まれる健康成分について

玄米酵素は、玄米と米糠を麹菌で発酵させています。 玄米や米糠(胚芽・表皮)には、フェルラ酸、フィチン酸などの様々な健康に役立つ健康成分が含まれています。さらに麹菌はデンプンやタンパク質を分解する酵素をはじめ様々な酵素、有機酸などの様々な代謝産物を生産します。
玄米酵素は、玄米と米糠を麹菌で発酵させていますので、健康に役立つ成分は、玄米・米糠よりもさらに種類が増えている事が明らかになってきました。

健康成分

1

吸収しやすい「遊離型ビタミンB群」が増加

Journal of Computer Aided Chemistry , Vol.18 (2017)に掲載

玄米に豊富に含まれるビタミンB群はタンパク質などと結合していて、そのままでは吸収することができません。胃酸や様々な酵素により「遊離型ビタミン」に変わり、はじめて腸で吸収されます。
そのため、よく噛まないと、せっかく玄米を食べてもビタミンB群が体内で利用される率は少なくなってしまうと考えられます。
玄米を麹菌で発酵させると、「遊離型ビタミン」が増えることが明らかになりました。

遊離型ビタミンB群

遊離型ビタミンB群

玄米酵素は、玄米よりもビタミンB群が効率よく吸収でき、体内で利用できる優れた食品であると考えられます。
また、ビタミンB群はスポーツをすることでも多く消費されますので、スポーツをする方にもオススメです。

2

ペプチド、アミノ酸が増加する

Journal of Computer Aided Chemistry , Vol.18 (2017)に掲載

玄米に含まれるたんぱく質が発酵により分解されることで、ペプチド、アミノ酸が増加していることが分かりました。
これらの成分は、近年様々な健康力が分かってきました。

3

発酵によりフェルラ酸が14倍に

Journal of Pharmaceutical and Biomedical Analysis vol.142(2017)に掲載

玄米、胚芽・表皮(米ぬか)に含まれる健康成分として有名な“フェルラ酸”。
玄米と胚芽表皮を麹菌で発酵させると、発酵前よりフェルラ酸が約14倍と大幅に増えていることが分かりました。さらにフェルラ酸だけでなく、フェルラ酸と似た構造の健康成分(シナピン酸、カフェ酸など)も、発酵により生成していることが分かりました。

発酵により健康成分が増加

4

玄米酵素に含まれる機能性成分一覧

2023年2月15日現在

この表は横にスクロールすることができます

機能性成分 含有量 単位 出典
フェノール酸 フェルラ酸 94.3 ㎍/g Ogawa S., et.al., J. Pharm. Biomed. Anal., 142, 162-170 (2017).
シナピン酸 32.5 ㎍/g
カフェ酸 6.4 ㎍/g
プロトカテク酸 40.2 ㎍/g
シリンガ酸 4.8 ㎍/g
γ-オリザノール 総オリザノール 3.29-3.68 mg/g 2022年 株式会社ベジテックにて分析
ポリアミン プトレッシン 18.6 ㎍/g Horie Y., et.al., Anal. Sci., 35, 427-432 (2019).
スペルミジン 135.5 ㎍/g
スペルミン 71.6 ㎍/g
アミノ酸 エルゴチオネイン 77 ㎍/g 第1回分析科学会議(自社で分析)
γ-アミノ酪酸 48-155 ㎍/g 2016年 農芸化学会発表データ(自社で分析)
コウジ酸配糖体 定性 - Tanaka, J. Comput. Aided Chem., 18, 46-50 (2017).
リン酸化合物 フィチン酸 109-142 ㎍/g 2008年 国際コメシンポジウム発表データ (自社で分析)
ステリルグルコシド β-シトステリルグルコシド 274.2 nmol Murai T., et.al., Steroides, 158, 108605 (2020).
スチグマステリルグルコシド 55.2 nmol
カンペステリルグルコシド 37.5 nmol
アシル化ステリルグルコシド アシル化β-ステリルグルコシド 428.7 nmol
アシル化スティグマステリルグルコシド 79.6 nmol
脂肪酸ヒドロキシ化脂肪酸 7-PAHPA 0.417 ㎍/g Watanabe, Food Chem. Adv. 1, 100040 (2022).
9-PAHPA 1.24 ㎍/g
5-OAHPA 6.94 ㎍/g
7-OAHPA 0.978 ㎍/g
9-OAHPA 1.04 ㎍/g
5-PAHSA 0.0356 ㎍/g
7-PAHSA 0.0263 ㎍/g
9-PAHSA 1.05 ㎍/g
10-PAHSA 0.390 ㎍/g
12/13-PAHSA 0.451 ㎍/g
12(Z)-10-OAHC18 0.232 ㎍/g
5-OAHSA 3.04 ㎍/g
7-OAHSA 0.100 ㎍/g
9-OAHSA 1.14 ㎍/g
10-OAHSA 0.936 ㎍/g
12/13-OAHSA 1.52 ㎍/g
ペプチド Leu-Leu 定性 - Tanaka, J. Comput. Aided Chem., 18, 46-50 (2017).
Val-Leu 定性 -
Val-Glu 定性 -
Val-Thy 定性 -
Val-Val 定性 -
Ala-Phe 定性 -
Asn-Lys 定性 -
Ala-Leu 定性 -
Thr-Leu 定性 -
Ala-Tyr 定性 -
Ser-Leu 定性 -
Gly-Leu 定性 -
Pro-Leu 定性 -
Pro-Val 定性 -
Ala-Ala 定性 -
Ala-Thr 定性 -
Leu-Gln 定性 -

※定性:含有は確認できているが量的に確定していない